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【コラム】パキラの基本情報と豆知識【観葉植物のプロがご紹介します。】

2021/07/20プロが教える観葉植物

いつもご利用ありがとうございます。ハナテラスカスタマーサポートのWです。

パキラと名前を聞けば、姿・形が思い浮かぶ方も多いかもしれません。日本で流通する観葉植物の中でも最も有名な植物のひとつではないでしょうか。ここでは、古くから輸入と生産が行われ、ご家庭で楽しむ方や、法人の贈答品など幅広い方に愛され続けるパキラの魅力をご紹介します。

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基本情報


【パキラ】
学名:Pachira glabra
科名:アオイ科
属名:パキラ属
原産地:メキシコ・中米

パキラを育てるのに適した環境は?

パキラの置き場所に適しているのは、直射日光の当たらない明るい室内です。

観賞植物は遮光カーテンが設置された温室で育ち、明るい店頭に飾られています。
観葉植物だから太陽の光が大好きと思われることもありますが、適しているのはこれまで育ってきた環境に近い場所になります。

ですので、良い天気だからと言って日光浴で屋外に連れて行くと葉が黒くなって傷んでしまう事もありますので、置き場所にはご注意ください。

また、寒さにはとても弱いので、冬の寒い時期には窓際から少し離れた場所に移動をさせてください。
冷たい隙間風や、床からの冷気で根が傷むこともありますので、鉢の下にダンボールやカーペットを敷いてあげるのも効果的です。

ちょうど良いお水やりで、長く楽しもう。

育てていく中で一番気になるのはお水やりの量かと思います。

実はパキラは少ないお水やりでも充分に育ちます。土がカラカラのサラサラになっても平気です。
なぜならパキラは根が発達していないことが多いからです。根が発達してないという事は、お水を体内に取り込む力が弱く、水浸しの状態が続くと根腐れを起こしてしまう場合があります。
また、大きく成長したパキラは、幹に沢山の水分を貯め込むこともできます。

可愛いとついついお水をあげてしまうかもしれませんが、可愛い子には旅をさせよの気持ちで、大切なパキラを厳しく強く、元気に育ててあげてください。

目安としては土がカラカラになってから3日後ぐらいに、鉢の下から水が出るくらいまでしっかりとお水をやってください。

大きく育ってきたらどうするの?

パキラはとても成長が早い観葉植物です。

特に春から夏の季節にグングンと育って、気づいたら別人のような印象になっていることもあります。
ちょうど良い環境で、ちょうど良い育て方が出来た証拠でもありますので、成長は嬉しい事ではありますが、いざ剪定となるとどの様にすれば良いか分からない方も多いかもしれません。

パキラの新芽が出る場所
パキラの新芽が出る場所(一例)

パキラの剪定は意外と簡単です。時期さえ間違えなければ、伸びた枝をどこで切っても痛みが出にくいです。
パキラは葉の付け根の部分に新しい芽の元になる部分(三角形に尖っています)があるので、次に芽を出したい部分を残して切ります。

強剪定※注は、春から夏。形崩れを整えるのは冬以外。
まずはこれだけ覚えて、目立たないところで試しに剪定してみてください。
しばらくして、切り口のそばから小さな新芽が芽吹いたら大成功です。

※注強剪定とは
成長による葉落ちなどで木の内側がスカスカになってしまったり、間延びした枝ばかりになってしまった時に、枝を深く切り、樹形をリセットするために行う剪定のこと。
病害虫にかかった枝葉を除去して、新しい芽を吹かせるためにも行うことがあります。

 

パキラの気になる豆知識


多くの方に馴染み深いパキラでも、意外と知られていない事もあります。当たり前すぎて気にしていなかったことや、育てているうちに不思議に思う事。観葉植物のプロだからこそお伝えできるお話をさせて頂きます。

編込みパキラが出来るまで

日本に流通するパキラのほとんどが、枝が編込まれた姿に仕立てられています。
どうやって編込んでいるのか、不思議に思った事がある方もいらっしゃるかもしれません。

編込み仕立ては、生産農家の手間暇で、完成しています。では、どうやって編込まれるのでしょうか?

それは、指先くらいの太さの小さな苗木から編込みを始めて、そのままの状態で大きく太く成長をさせて輸出されます。
異なる太さで、大小さまざまなパキラが存在するのはそのためです。

日本に流通するパキラのほとんどは、台湾から輸入されています。
生産地では編込まれたパキラが畑にずらりと並んでいます。観葉植物が畑って変な感じがしますが・・・。

 
編込まれて、大きく太く成長したパキラはようやく輸出の時を迎えます。
畑から抜かれたパキラは、葉っぱと根っこを全て切り取られ、幹の状態で出荷されます。
せっかく成長したのに何で?と思うかもしれませんが、もちろんそれには理由があります。

葉っぱと根っこを切り取るのは、日本で安く流通するための工夫の一つです。
根っこと言いましたが、厳密には土をとる必要があります。

土の輸出入は、土に住んでいる微生物や虫の影響で検疫の通過が非常に厳しくなってしまうため、土がついている状態では費用と手間が多くかかってしまいます。
お求めやすい価格にするために、様々な工夫をしてパキラの苗は日本にやってきます。

日本に到着したパキラは再び日本の生産者により鉢に植えて育てられ、その後再び根と葉を生やして、市場に出荷されていきます。

パキラはは贈り物に最適。その理由は?

パキラの花言葉の「勝利」「快活」、中国では別名「発財樹」、風水では、「金運」「調和」など、縁起の良い植物として世間に広まっっていきました。
御祝の定番となっっているのにはこのような理由からです。

御祝で観葉植物を贈る際、縁起も担ぎたい。思いを込めた贈り物をしたい。
そんな時にパキラはぴったりの観葉植物です。

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【ハナテラス】では、パキラはもちろんの事、それ以外の観葉植物もご用意しております。
観葉植物の贈り物で悩む際はお気軽にご相談ください。お客様のご要望を叶えるご提案をさせて頂きます。

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