幸福の木、育て方のコツは？

幸福の木を育てるときに、一番気をつけて頂きたいのが、気温変化と葉の乾燥だと思います。

幸福の木は寒さにとても弱いので、人が寒いなと感じるくらいの場所だと、寒さで葉に痛みが出てしまう事もあります。
特に冬場は床からの冷えで、根が傷むこともありますので、玄関先などに飾っている方は置き場所ご注意ください。

もう一つは風通しです。空気が乾燥して、停滞しているとハダニという虫が発生しやすくなり、病気になりやすくなります。
真夏は要注意で、窓際に飾っている場合は、霧吹きで乾燥対策をして、換気をすることをオススメしています。

気になるお水やり、注意するポイントは？

幸福の木は、葉は乾燥に弱いですが、根は乾燥に強く、根からのお水の吸収量が少ない植物です。
葉にしっかり霧吹きしていれば、少しくらい土が乾燥しても心配は少ないです。

また、生産農家で幸福の木を植えるときに使う土は、とても柔らかくて、ふんわりした手触りをしている事が多いです。
こちらの土は通気性と保水力に優れているので、土の表面は乾いても、土の中は湿った状態になっている場合もあります。
ですので、お水やりをするときは、土の表面がしっかり乾いて、数日待ってからが良いとされます。

また、お水やりをしていると土の中から発泡スチロールの塊が姿を現すことがあります。
これは幸福の木が倒れないように固定するために使われていますので、取り出さずに、そのままにして問題ありません。

病気になったらどうしよう？

幸福の木を育てるときに一番気をつけたい病気は、乾燥によるハダニの発生です。
もし、ハダニが発生してしまっても、慌てずに正しい対処をしてあげましょう。

植物が病気になった際に一番に行う事と言えば、薬剤の散布かと思います。
ホームセンターなどでは病気ごとに薬剤が売られています。薬

剤を使わずに対処したい場合は、水の勢いで除去をしたり、濡らしたタオルでしっかりと拭き取ったりします。
時間はかかりますが、根気よく続けていけば、効果が現れてくるはずです。

幸福の木の豆知識

移転や新築などの御祝で頂くこともある幸福の木、日本ではとても身近な植物の一つだと言えます。
オフィスで働いている方は、辺りを見回すと幸福の木が置いてある、なんてこともあるかもしれません。
そんな身近な幸福の木ですが、意外と知られていないこともあります。

幸福の木、その由来は？

日本では幸福の木という名前が一般的になっていますが、本当はマッサンゲアナという名前があります。
では、なぜ幸福の木と呼ばれるようになったのか？

由来となったハワイでは「Good luck Plants」と呼ばれ、神聖な植物として生活に欠かせない植物とされてきました。
土地の儀式やフラダンスでは身にまとう衣装として使われたり、葉を病気の治療に使われたり、神様へのお供えを包むのにも使われたりします。

厄を除けて幸運を呼び込む植物とも言われ、敷地の四隅や、生垣として植えられることもあります。
こういった理由から、日本では縁起を担いで幸福の木と呼ばれるようになったそうです。

実は本当の幸福の木は？

ハワイで親しまれる「Good luck Plants」と日本の「幸福の木」、実は全く違う植物なんです。
名前の由来の元となるハワイでは、キジカクシ科センネンボク属の植物の事を指します。
日本の幸福の木は、キジカクシ科リュウケツジュ属。（以前はひとまとめにドラセナ属と言われてました）

植物の属が違うという事は、性質自体全く違う植物という事になります。
本家、幸福の木は、日本ではヒロドラと呼ばれる植物を指し、アオヒロバ、アオノセンネンボクとも呼ばれたりします。

御祝の定番、幸福の木が選ばれる理由。

幸福の木の花言葉は、ズバリ「幸福」。このわかりやすさも御祝で定番となる理由なのではないでしょうか。
また、風水的な理由でも縁起が良いと言われています。
空に向かってすっと伸びる葉先に良い気が集まり、飾る場所によって仕事運や財運に良い影響をもたらしてくれるそうです。

名前の由来はもちろん、縁起の良さ、育てやすさを兼ね備えた、幸福の木。
御祝に何を贈ろうかなとお悩みの際は是非とも候補のひとつにしてみてください。

観葉植物に関してのお問い合わせはこちらから

【ハナテラス】では、幸福の木はもちろんの事、それ以外の観葉植物もご用意しております。
観葉植物の贈り物で悩む際はお気軽にご相談ください。お客様のご要望を叶えるご提案をさせて頂きます。