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御祝にもご自宅用にも人気の高いアレカヤシ。
今回は育て方のポイントや、御祝でお送りする際にオススメしたいシチュエーション、よく聞くお困りごとの対応策をご紹介いたします。
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基本情報
【アレカヤシ】
学名:Dypsis lutescens
科名:ヤシ科
属名:アレカヤシ属
原産地:マダガスカル
ヤシの木の定番、アレカヤシ
お店で出会うアレカヤシのサイズは、腰から背の高さくらいのアレカヤシが多いと思います。
原産国などで地面に植わっているアレカヤシは10メートルを超える大きさに成長し、幹も大人の足くらいの太さになります。
日本でも植物園やショッピングモールなどで大きく成長したアレカヤシを見ることが出来ますので、機会があれば見比べてみて頂きたいです。
日本では古くから流通しており、アレカヤシという呼び方以外にも、「コガネタケヤシ」や「オウゴンヤシ」と呼ばれることもあります。
別名や通称が多いのは、古くから親しまれているからこその所以かもしれません。
御祝で贈るなら、こんな場所がおすすめです。
アレカヤシが飾ってある空間はグリーンの力強い存在感で、一気に華やかになります。南国の雰囲気を演出するのにもぴったりです。
お店のインテリアとして飾っていることも多く、実は目にしたこともあるかもしれません。
御祝でお贈りする際は、開店祝や新築祝などでお選びするのがおすすめです。
アレカヤシは成長が早いので、植物を育てる楽しみや、植物の生命力を感じて頂くことが出来ると思います。
アレカヤシはお水が大好き。
アレカヤシはヤシの木の仲間の中でも、沢山のお水が必要になります。
日当たりと風通しが良い場所に飾るのならば、週に数回、しっかりお水やりをしても良いかもしれません。
霧吹きを併用することで、過度な乾燥を抑えて病害虫の対策にもなります。
アレカヤシが必要とする沢山のお水ですが、根から吸い上げた後どうなるかご存知でしょうか?
実は、アレカヤシは観葉植物として流通している植物の中でも、蒸散※1を盛んに行う種類として知られています。
1.8mのアレカヤシの場合24時間で約1Lの水分を葉の表面から放出するといったデータもあります。
(参考文献:エコ・プラント 室内の空気をきれいにする植物 1998年/主婦の友社 )
蒸散する力が強いと、空気中に程よく水蒸気を放出するため、人の生活空間に適度なうるおいをもたらしてくれます。
沢山の水が必要と思うと、少しお世話が大変だな…と思いがちですが、お世話した分一緒に暮らす人間にもいい環境を作ってくれます。
※1蒸散…植物が体内の水分を調整し、スムーズに光合成や呼吸をするために備えている仕組みの一つ。
この仕組みによって、気孔という構造から水蒸気と酸素を排出しています。
アレカヤシのお困りごとと対応策
人気が高く、流通の多い植物だからこそ、育てている方も多いと思います。
育てている方の数だけお困りごとも沢山あるかもしれません。ここでは、よく耳にするお困りごとと、その対応策についてご説明いたします。
アレカヤシが大きくなりすぎたら
アレカヤシは成長が早いので、植物の生命力が感じられ、お世話をするのが楽しくなります。
新芽が伸びて葉が開いていく過程を観察するのも面白いと思います。
前述にもありましたが、アレカヤシはとても大きく成長する可能性があります。
もしも大きくなりすぎてお困りになりましたら、大きくなった1本の株を丸ごと地面の近くで切り落とします。
せっかく成長したのに寂しい気持ちになりますが、こればかりは仕方がありません。
寂しくはありますが、この剪定がアレカヤシに良い影響を与えてくれることもあります。
成長して葉が沢山茂ってくると、葉が密集した場所の風通しが悪くなってしまいます。
風通しが悪くなると病害虫の原因になる事がありますので、枝葉を整理することで、病害虫の予防をする手助けとなります。
アレカヤシが横に広がってきたら
植物は、太陽の光に向かって上に伸びていく性質を持っています。もちろん、アレカヤシも同様です。
しかし、植物を室内で育てていると、横にも成長しやすくなります。これは、窓から差し込む横からの光が影響しているからだと思われます。
もともと広がりのあるアレカヤシがこの影響と合わせて成長をすると、横に広がって形が崩れてきてしまう事があります。
そのようになった時は、葉を間引くイメージで剪定してみてください。
新芽を傷つけないよう気をつけてあげれば、剪定で痛みが出ることは少ないです。
もう一つは、鉢に支柱を立て、形を仕立て直す方法があります。
支柱に植物を添わせるときに気をつけたいのが、成長する為の遊びを残して固定をする事です。
支柱にきつく縛りつけてしまうと、成長する力で、縛っているところが傷ついてしまう事もあります。
アレカヤシの葉の色が黄色くなった時は
アレカヤシを長く育てていると、茎や葉が黄色っぽく変化していくことがあります。「コガネタケヤシ」と呼ばれる由来のひとつです。
黄色く変化する現象は、アレカヤシが空気を浄化する過程で蓄積してしまう化学物質が原因の場合があるため、色が変わって茶色く枯れた枝はできるだけ早めに切り落としてあげてください。
ただし、植物全体が黄色くなってしまった時は、育てている環境がそのアレカヤシに合っていない場合もあります。
その場合は
- 水やりが足りているか(土がカラカラになる期間が長くないか)
- 光が強すぎないか
- 根が成長しすぎて鉢の底から飛び出していないか
- 根が腐って鉢から変な匂いがしていないか
- 肥料を最後にあげたのはいつ頃か
をチェックしてみてください。
思い当たる点がありましたら、対処が必要かもしれません。
飾る場所を変えたり、植え替えをしたりと、状態に合わせて必要なお手入れをしてあげて、長く大切に育ててあげてください。